『Xenium In Situ解析』は、10x Genomics社のXeniumプラットフォームを用いて、組織内の遺伝子発現を ”その場(in situ)” でシングルセルの解像度で可視化する空間トランスクリプトミクス解析です。
Xenium は、RNA分子を細胞内レベルの位置情報とともに直接検出するイメージングベースのin situ 解析プラットフォームで、組織構造・細胞状態・細胞間相互作用を総合的に理解できる手法です。
Xeniumの技術的特徴として独自のプローブ設計と蛍光イメージング技術により、組織切片中のRNA分子をサブセルラー解像度(細胞内局在を識別可能)で検出します。
これにより、例えば同じ細胞内でも「核」「細胞質」「細胞膜側」など、局在の違いによる細胞機能の差異を視覚的かつ定量的に解析が可能です。
また、ターゲット遺伝子を絞って集中的に解析する方式を採用しているため、「最大 5,000 遺伝子のハイプレックスパネル」に加え、別途オプションで「最大 480 遺伝子の完全カスタムパネル」を選択して、研究目的に最適化したデザインが可能です。
初めて空間解析を実施される研究者の方にも安心してご利用いただけるよう、技術面・解析面の双方において、Web面談等で、丁寧にご支援いたします。
Visium との違い
Xeniumは、同社のVisiumに代表される NGS ベースの空間的遺伝子発現解析とは異なり、イメージングによって RNA の位置情報を直接取得する手法です。
Xeniumの主な強み
- ・細胞密度の高い組織(脳、腫瘍、発生組織など)でも高精度に位置情報を保持
- ・1 細胞より更に細かい位置決めが可能(サブセルラー解析)
- ・組織構造と分子情報を融合した“画像データ”がそのまま取得できる
これらの強みにより、組織全体のマクロな構造、個々の細胞、さらには細胞内局在までを一貫して確認できるため、細胞間相互作用や微小環境の空間的関係を、詳細に解析することが可能です。