2026年6月26日、第26回日本抗加齢医学会総会 ランチョンセミナーにおいて、弊社代表の仲木が「測定指標から評価基盤へ ― エピジェネティック・クロックの社会実装における新たな展開」をテーマに講演を行いました。
セミナー概要
タイトル
測定指標から評価基盤へ ― エピジェネティック・クロックの社会実装における新たな展開
日時
2026年6月26日(金) 12:30 – 13:20
セミナー内容 (抜粋)
本講演では、Rhelixaがこれまで進めてきたエピジェネティック・クロックの社会実装を振り返るとともに、老化の状態を把握するための検査から、抗加齢研究や健康介入を支える「評価基盤」の構築を目指した現在の取り組みと今後の展望について紹介しました。
講演前半では、日本人を対象とした生物学的年齢評価技術の開発と社会実装について紹介しました。現在では200を超える医療機関で導入され、受検者に対しては老化状態の可視化による生活習慣改善や健康意識の向上、医療機関に対しては治療・施術効果の評価や患者様との継続的なコミュニケーションを支援する評価ツールとして活用されています。こうした検査サービスを通じて蓄積された知見を基盤として、次のステージとなる「評価基盤」の構築に取り組んでいることを紹介しました。
続いて、老化研究が次の段階へ進むためには、生物学的年齢を測定するだけでなく、多様な介入の効果を客観的かつ継続的に評価できる基盤が重要であることを説明しました。その実現に向けた取り組みとして、36社が参画する「エピクロック@共創プロジェクト」を紹介し、多様な介入研究から得られる成果を横断的に蓄積・共有することで、老化制御に共通するメカニズムや有効な介入経路の解明を目指す構想について説明しました。
また、本プロジェクトでは、新たに株式会社リバネス、ヒューマノーム研究所、株式会社メタジェンを運営パートナーに迎え、プロジェクト体制を強化したことも紹介しました。DNAメチル化による生物学的年齢の総合評価に加え、AI・機械学習を活用した解析や、腸内細菌叢、メタボローム、バイタル・ライフログなどの多面的なデータを統合することで、介入による変化の背景にある作用機序の推定や、早期変化の検出、介入効果のモニタリングなど、より深い評価を実現できる基盤の構築を進めています。これにより、従来よりも短期間で効果を評価できる試験設計や、介入メカニズムまで踏み込んだ検証など、新たな価値の提供を目指していることを紹介しました。
さらに、評価基盤を支える技術開発として、継続的な介入試験や縦断研究に適したバッチ補正技術「iComBat」、口腔粘膜を用いた簡便な生物学的年齢評価、生活習慣とエピジェネティック指標との関連解析など、評価の精度向上と利便性向上に向けた取り組みを紹介しました。基礎研究から得られた知見を評価技術へと反映し、さらに検査・サービスを通じて新たなデータを蓄積することで、評価基盤そのものを継続的に進化させていく取り組みについて説明しました。
本講演に続いて、株式会社FRACORAより、サプリメント介入における生物学的年齢変化の評価結果について講演が行われました。介入による主観評価や客観指標の変化について報告されるとともに、共創プロジェクトを通じて評価した生物学的年齢や老化速度などのエピジェネティック・クロックの解析結果が紹介されました。
本発表では、エピジェネティック・クロックが、生物学的年齢や老化関連変化を客観的に捉える評価指標として、サプリメントをはじめとする抗加齢介入の効果検証に活用できる可能性が示されました。Rhelixaでは今後も、エピジェネティック・クロックを核とした評価基盤の高度化を進めるとともに、産学連携を通じて抗加齢分野におけるエビデンスの創出と社会実装を推進してまいります。

第26回日本抗加齢医学会総会について
日本抗加齢医学会総会は、老化や加齢に関する基礎研究から臨床応用までを対象に、医療・研究・産業の幅広い分野の専門家が集い、最新の知見と技術について議論する国内最大級の学術集会です。抗加齢医学の発展と社会実装を目的として、多様なセッションや講演が行われます。
株式会社Rhelixa (レリクサ) について
当社は、オミクス解析技術を基盤とする研究開発企業です。ゲノム・エピゲノム解析を強みに研究支援事業を展開するとともに、生物学的年齢の可視化などを通じてロンジェビティ領域の事業開発を推進しています。企業・大学・自治体との共創により研究成果の社会実装を進め、食品・美容・AI・まちづくりなど多様な分野で新たな価値創出に取り組みながら、抗老化市場の形成と発展を目指しています。
本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社Rhelixa(レリクサ)広報
メール: press@rhelixa.com
