お問い合わせ
空間 / 領域特異的
トランスクリプトーム解析を
低コストで実現
- 特定領域の遺伝子発現情報を光照射で取り出す -

Photo-Isolation-Chemistry オリゴキット/受託解析

Photo-Isolation-Chemistry(PIC)は九州大学で開発された技術です。
当社は九州大学より正式にライセンシングを受けて製品・サービスを提供しております。
製品・サービスに関するお問い合わせは当社宛てにお願いいたします。

お知らせ

2022/6/1 : マイクロパターン照射システムを用いた受託解析をリリースしました
2021/8/4 : 羊土社 実験医学 2021年9月号 Vol.39 No.14
2021/7/20 : Nature communications (2021) Vol 12, Article No. 4416

Feature技術の特長

特定の細胞集団の遺伝子発現を調べるには?

レーザーマイクロダイセクション
レーザーマイクロダイセクション
組織及びRNAへの物理的な障害がある
セルソーティング
セルソーティング
位置情報の喪失、細胞懸濁時のダメージ

Photo Isolation Chemistry(PIC)技術なら

1切片上で逆転写反応

2光照射領域のみblockerが外れる

3ライセートを回収し、増幅反応




光照射した領域だけの遺伝子発現を高感度に検出

直径75μmの照射範囲から、12,000~14,000遺伝子を検出可能であり、
注目している局所を『深く、高解像度に』解析することに強みを持つ技術です。

また、後述するマイクロパターン照射システム(MPS)を用いることで、
直径10μm程度の領域からでも高感度に解析が可能です。

PIC技術を用いれば

Oligo KitPIC用オリゴキット

PIC用
オリゴキット

120,000円(税抜)/24反応分
PICライブラリー調製に必要となるオリゴが含まれるキットです(24反応分/1セット)。
本オリゴキットを用いてお客様が調製したライブラリーについて、弊社がシーケンシングを承ることも可能です(後述のライブラリー受入プランをご参照ください)。


ご注意事項
※1サンプルにつき、本番用1反応分+予備検討用1反応分として、最大12サンプル分で使用いただく想定としております。
※本キットにはindex primer 6種類とUniversal primer 1種類の合計7本のPCR primerが含まれます(1ランあたり最大6サンプルをプーリングしてシーケンスいただけます)。

受託解析(例)後述のスタンダードプランでご依頼の場合

お客様
1. ご注文
2. 光開裂型blockerのついたオリゴを送付
お客様にて
  • 1切片の作成
  • 21st strand合成
  • 3光照射
  • 4ProKによる細胞消化
3.サンプル送付(冷凍便)
弊社にて
  • 5DNA抽出
  • 6サンプルQC
  • 7in vitro TranscriptionによるRNAの増幅
  • 8ライブラリの調製
  • 9シーケンス実施
  • 10バイオインフォマティクス解析
4.納品(作業完了報告書・解析データ)
rhelixa

Service Plan受託解析プラン

※横スクロールしてご確認ください。

  • お客様対応
  • 弊社受託
  • プラン概要

MPS*も利用可能

1検体あたり参考価格 600,000 円(税抜)
※2サンプルから承ります
※サンプルにより料金が変動します
  • 1
  • 210
  • 新鮮凍結切片を用意いただき、弊社ラボで照射実験(原則お客様同伴)、データ取得、データ解析まで実施します。

ProK処理後サンプルから

1検体あたり 180,000 円(税抜)
※2サンプルから承ります
※PIC用オリゴRTキットが付属します
  • 14
  • 510
  • ProKによる細胞消化を実施後のサンプルを郵送いただき、弊社でデータ取得、データ解析まで実施します。

ライブラリーから

1検体あたり 55,000 円(税抜)
 
※2サンプルから承ります
  • 18
  • 910
  • 調製済みのライブラリーを郵送いただき、弊社でデータ取得、データ解析まで実施します。
※上記プランの他、お客様側で1st strand DNA合成、染色まで実施後の切片を弊社ラボに持込いただき、
UV照射から受託するプラン(照射サポートプラン)もございます。本プランでも、MPS*がご利用いただけます。

PIC用オリゴ
RTキット

上記のスタンダードプランまたは照射サポートプランをご依頼いただいたお客様には、
光開裂型blockerのついたオリゴおよび逆転写酵素関連試薬が付属するPIC用オリゴRTキットを
弊社からお送りします(プラン料金に含まれます)。


*MPSとは?
MPSは、DMD(DMD:デジタルミラーデバイス) を用いた、サブミクロンの解像度による微細な形状のUV照射が可能な顕微鏡専用機器です。
位置情報を保持したまま、単一細胞レベルでの遺伝子発現や、複雑な形状をした領域、散在している細胞の遺伝子発現解析を実現します。
MPSの詳細は>>こちらの資料<<をご参照ください。当社はMPS PIC特化モデルの販売も行っております。

Sample解析例

1. マウス脳組織の蛍光免疫染色
2. 細胞核の蛍光免疫染色
3. 光照射後の2の拡大画像
4. 光照射された空間/領域に存在する細胞のRNAを増幅し、   空間/領域特異的に発現している遺伝子を網羅的に検出

FAQよくある質問

切片の厚さはどれくらいが良いでしょうか?

切片の厚さは可能な限り5~10μm以内を推奨いたします。サイズは1mm×1mm以上を推奨いたします。
なお、光照射範囲によっても、必要となる厚さが異なります。推奨値よりも薄くなってしまう場合は回収できるRNA量が少なくなるため、可能な限りスライド数を増やしていただくことをお奨めします。

切片ではないものにも適用できますか?

現状のプランでは凍結切片のみとさせていただいております。順次展開していく予定です。

切片は凍結切片とFFPEどちらのことでしょうか?

現時点では凍結切片について受け入れております。FFPEに関しても今後受入可能とする予定ですので、お待ちくださいませ。

光を照射する顕微鏡のメーカー指定はありますか?

メーカーに指定はありません。ただし、正立顕微鏡でのUV照射を推奨いたします。(倒立顕微鏡も可)

染色で気をつけることはありますか?

明視野については制限はありませんが、暗視野用の染色に関しては365nm付近の波長以外である必要があります。詳細情報をご希望でありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

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