エピクロック®テスト受験者インタビュー:伊達物産株式会社 課長 近藤洋明さん #2

※本記事は前編の続きとして、エピクロック®テストの体験記とあわせてご紹介しています。

受けてみて、素直に「意外だった」

井上)まず、エピクロック®テストを受けてみての率直な感想を伺いたいです。結果を見て、いかがでしたか?

―正直、予想と反して意外な結果でしたね。思っていたよりも生物学的年齢と実年齢の差が非常に小さく、その差が0.3歳未満というのは驚きでした。老化速度についても1年でほぼ1歳分でした。まさに順当に年を重ねている状態で、安心感がありました。自分の生活習慣が数字として可視化されると、日々の積み重ねが無駄ではなかったのだと実感します。

井上)ご自身の生活習慣の中で、特に意識していることや、結果に影響していると感じた部分はありますか?

―そうですね。私は特に習慣的に運動をしているわけではないので、その点は臓器のデータにもあらわれていた気がします。
ただ、早期に知ることで今後の対策が立てられると前向きに受け止めています。こうした「兆し」を事前に把握できるのが、このテストの良さだと思いますね。

報告書も丁寧で、未来への対策が打ちやすい

井上)他に、今回の結果を見て気づいたことや印象に残った点はありますか?

―全体的には大きな問題が見られなかったのが、まずホッとしています。お酒をほとんど飲まず、タバコも吸わないという生活が功を奏しているのだと感じました。特別な健康法をしているわけではありませんが、無理のない範囲で続けてきた生活がデータとして裏づけられたことで、これからも健康を維持していきたいと思いました。

鶏肉にもっと焦点をあてるには「老化制御」という視点も必要。

井上)さて、BtoBの取り組みとして、エピクロックテストは何かマーケティングで有効かと思いますか?

ーそうですね。個人的にまず、牛肉・豚肉・鶏肉という3つの主要な肉類の中で、鶏肉の魅力をもっと多くの方に知っていただきたいと考えています。

その上で、「生物学的年齢」というアプローチは新しいですし、非常に興味深いです。「鶏肉を定期的に食べている人が、実際に健康的なのか?」など、深堀りしていけることは面白いと思います。主食に「鶏肉」という選択肢を増やすことができる可能性があると考えています。

井上)確かに、そうですね。また、「伊達鶏」は特に臭みが少ないですし、旨味が強いですよね。

ーはい。伊達鶏はブロイラーの改良型で、短期間で大きく育ちます。一方、伊達鶏の原種は「赤鶏」で、旨味が凝縮されており、香りや食感にも優れていますから、市場でも高く評価されています。うま味成分も強いですから、毎日食べても飽きがきづらい点は大きなメリットです。

──「飽きずに食べられる」という点は、継続の大きなポイントですね。

若々しいカラダを目指して、鶏肉を手軽に、美味しく。

井上)毎日食べても飽きない美味しさ、続けられる手軽さは大切な要素です。

はい、仰る通りです。現在、私は暦年齢では47歳です。毎日、牛肉のサーロインステーキを食べるのは、正直しんどいです。牛の脂は、胃にもたれるのです…。でも、まだまだレストランでは黒毛和牛などの牛肉がメイン(主菜)のコースが多いです。鶏肉は、どうしても「価格が安い」というイメージが先行します。

「毎日食べてもヘルシーな肉」であり、抗老化に役立つ肉と言い替えることができれば、魅力が別のカタチで伝わるのではないかと考えます。

井上)御社の「鶏ぶし」は、調理いらずでふりかけるだけで大変便利ですよね

はい、そう思います。鶏ぶしは、鶏の胸肉を0.02ミリほどの薄さにスライスしたもので、かつおぶしの要領で、出汁をとることができます。出汁を摂れる分だけ、塩分を控えめにすることができますから、高血圧予防にも効果的かと思います。

井上)最後に、当社にもコメントをいただけますでしょうか。

私の父は、57歳のときに脳出血で亡くなりました。脳の血管が破裂する病気で、高血圧の方が罹患しやすい病気だそうです。その経験から、私自身「10年後、生きていられるのか?」と不安になることがあります。年を重ねて、健康に以前よりも気を遣う場面が増えました。エピクロックテストのような検査を事前に受けておくことは、病を事前に防ぐ上でも大事な判断材料になると思います。

井上)この度は、貴重なお話をありがとうございました。


編集後記 

味わいと健康面、これらのアプローチは国民のQOLを上げていくためにはどちらも大切であると常々思います。また、それぞれが補完し合えるものだとも思います。近藤さんの仰る通り、日本のダイニング市場や既存の鶏肉が抱えているイメージを変えるのは容易ではないでしょう。

ただ、抗老化を目指す方や運動する方にとっては鶏肉はたいへん重宝される食材であることは紛れもない事実。「生物学的年齢」という視点で、さらに広がりを見せていくと、食の選択肢が増えていくだろうと考えました。

エピクロック編集部
井上